桃の熟れる季節だから その28

引き算すると4歳のころになるが 
         残暑厳しい10月の遠い道を
 父と姉と幼児の俺とが「からす」から真っすっぐに歩く
奥の細道の海に沿った芭蕉には
         多分描かれなかった道に出て
 さらに右に曲がって北上する。 
日盛り道を父と姉を
      よたよたと額に汗をして追ってゆく。
丘をざっくりと斜めに切った舗装もしてない日照りの
 道を果てしなく歩く 父と姉が振り返るが 
もういい加減して地べたに座り込みたい。

父の弟子の進さんの親戚が
         相馬中村で桃園をやってると言う。
汽車も空襲で たまにしか走らない。
 折角 手塩にかけた桃が買い手がない。
熟れて地面に落ちた桃なら拾いに来いと話が この
 辛くて苦しい話になる。   つづく。
 
カミさんは いつものTさんと東邦医大へ しこし
 痩せたのをTさんが心配そうに待合室で待って うちのが
診察から出ると開口一番 どこか悪くなかったと心配顔。。
 いまダイエットに頑張ってるのと答えたら 私は10㌔
減らせ言われたTさん。。膝が痛いと。。。でもうちは
 焼き鳥レバー2本 皮2本 Tさんはなんだかやで5本で
焼き鳥丼を作るんだって Y中の1期生 俺6期生 まぁ
 どうでもいいかって聞いていた。

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