嘘か誠か その3

曖昧なんだよ。  記憶を辿ると もしかして
 少年時代の後半になって 亡父と早逝した姉と
の話を耳にして 自分の脳に創造した映像で。。
 あるかも知れない。

跡形もない家の前に立つと 国鉄蒲田駅の鉄骨の
 駅舎とホームを跨ぐ階段が見えたという話のこと。

B29の東京絨毯爆撃は
  一木一草残さず執拗に焼き尽くす凄惨なものだった。

あの頃は斜向かいの文具屋の角から西を見れば冬場など
 富士の白銀の姿を あたりまえに遠望できた。 故に
あの話は 少年の夢幻ではないかもしれない。


カミさんが昨日 ぬり絵の教室で色付けしてきた絵は
 「アオジ」であった。 俺が一昨日河原で撮った写真に
似ているんだが なにしろ濡れた石ころと同化して判別も
 動きに速さに自信がない。 日曜日 終日降り続き寒い。


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