彼奴とは境遇が その61

小学校の時は旭吉が玄関先で叫ぶ 家に
 寄るよりそのまま正門へ向かえって何度も
言ったが 何故か一緒に学校絵行きたがった
 のには訳があった。
小6の頃弁当持って学校へ行くときがあって
 クラスで麦飯入りは 彼奴と俺の二人が最後
だった。
 
60歳過ぎてから急に電話がかかってきて同窓会
 で東京へ出るから 家によっていいか?
無論 あいつを断る理由が無かったし 話しが
 したそうなので泊まってゆけって 2階の部屋で
あいつと枕を並べて苦労話を聞いた。

名古屋でさる大学の学食を60歳まで続けたが
 働過ぎて擦り切れそうで 早めにリタイアして
千草区とかで家を新築して奥さんと二人で悠々自適
 とか 翌朝同窓会に出かけるとき 今度は名古屋へ
絶対来たら寄って言われた。
 うちのが役所の旅行で奈良だったか旅行で 俺は
営業で神戸へ出張 たしか名古屋の名城会館で一緒に
 なり うちのが仲間と別れ合流した時 ふと彼奴の
家へ寄ってゆくかと訪ねたら奥さんと二人で泊まって
 行けと言われ歓待された。
月下美人の赤?かな。 月下美人が朝咲かないか。
香りも あんましだし。

コメント

人気の投稿