高校受験 その60

hirata伸ちゃん・tanaka祐こう・yamaguchiに俺と
 4人の家を巡りながら高校進学のための勉強を
始めた。 あの頃は当然 都立高校が目標で普通科は
 日比谷高校 商業が芝商業 化学なら京橋化学
工業系なら港工業 勿論都立だ。

だれが人の人生を左右するのか結果は 経済的理由で
 進学ができな俺だけが合格して 後の3人は私立へ
攻玉社とか目黒学園とか 日大三校とか その後の
 話になるが 私立の高校を出ようが ICUを出て
スイスのミサイル関係の会社へ就職した伸ちゃんは 
 貿易会社の お偉いさんとかの父親の引っ張りか 
 へぇ~だ。
祐こうだって 勧銀だろう。 住んでたところが
 勧銀の寮で立派なビルだった。
yamaguchiは どこって噂にも出なかったが
 今は立ち食いソバの店で 彼奴がやってるかは
行ったことがないから不明 裏の家が町内会の
 会長宅で あいつの姉と一緒になった。

貧しさから逃げるには教育だが いまさら言って
 何になる。
行く川のながれは絶えずして しかも本の水にあらず。
よどみに浮ぶうたかたは かつ消えかつ結びて久しく
とゞまることなし。鴨長明 多摩川も大河だ。




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