祭りのグローバル化

文字通りの祭りの後のわびしさが 神社の前のゴミの山がうず高く
取り外しが遅れた裸電球が点けっぱなしにぶら下がっていた。

東京の旧住所と20キロも離れていないが 祭りの景色は別物で
昔懐かしい フーテンの寅さんの世界のように 普段は真っ暗で
夜の一人歩きは男でも勇気がいるようなところが 屋台が並んで
煌々ときらめく あの裸電球の世界が出現する。

射的・焼き鳥・広島風鉄板焼き・風船釣り・金魚掬い・鳥の皮焼き
バナナチョコレート・たこ焼き・ケバブ(アラブ人)カレー(インド人)
二夜の夢のような昔の景色と喧騒と匂いが飽きずに続くのだ。

どこから あれだけの人が出てくるのか 呆れているが 今夜は
また 真っ暗な神社の怖い風景に立ち返るのだ。

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