米軍基地に侵入

東横線の元住吉近くに戦後進駐してきた米国が 目的は
 知らぬが たしか基地というより日本や軍向けの印刷所
ができた。

遠い親戚が働いていて 亡父も紹介で働くようになった
 小学校へ行く前だから6歳か? 大井町線の上野毛の
多摩川沿いの親類に預けられていた。

まだ生きていた母や姉妹弟は 遠く福島県の浜通りの
 常磐線の鹿島駅から歩いて昔風に一里の海の寄せる
波の音しかしない寒村に疎開したままであった。

戦後のどさくさに紛れ 亡父と二人だけ先行して上京を
 したが 親族とはいえ 父が仕事先に出かけると寂しく
小さな身体はバラック建ての駅の改札を駅員の目を掠め
 大井町線を自由が丘で乗り換え元住吉の父の仕事場
へ受付の記帳板の下を背を丸めて 父の仕事場に潜入
 怒っていた父が上司に説明してから 何度か行くうちに
公認?されたか MPに頭を撫でられ顎で入れと。。。

そのうち進駐軍の子供を国において戦争に駆り出された
兵隊たちのアイドル?いや半分ペッドかな 可愛がられた。

「ギブミーチョコレート」 あの時代である。




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