36歳で早世した姉の墓は 本所の森下で都営の新宿線を下車して
これでもかと長いエスカレーターを登った出口の近くにある。
真義真言宗T院で 都心の墓はぎゅうぎゅう詰で ここも震災で寄せ集め
られた寺町なのである。
しきびと線香を並び立つ墓のほんの隙間に捧げて 久しぶりの墓参だ。
思いついて隅田川沿いにある芭蕉記念館に夏の強い日差しを避けながら
寄ってきた。
やがて死ぬ けしきは見えず 蝉の声 芭蕉
奥の細道の出発は この川岸から北千住までと聞いている。
帰りがけ昼時で 入った料理屋で 鰻重を食べた。
お蔭で 夜の飯は インスタントの焼きそばで帳尻合わせをする。
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