じりじり

叔父の13回忌 等々力の寺まで体調も芳しくないし陽射しも強いし息絶え絶えで
黒服を着て出かけた。

こんな時しか親族が集まらない こんな付き合いなど本当に必要なのかと考える
どうしても献杯の音頭をとれと世話になった叔母に言われれば致し方ない。

前線が思ったより南に下がって 小雨や曇りの予想が とんでもない好天である。

此処のオーナー田んぼ田植えと聞いて楽しみに帰ってきたが 明日になったようだ
雨蛙の奴が 田んぼに水が張られたのを知って 田んぼを取り囲むようにじりじりと
周囲を狭めて 一番田植えを待っているのは蛙どもかもしれない。

子孫を残すためのラブグランドだもの それは待ち遠しいことだろう。

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