蛙は木で鳴く

尾長は群れなして畑にやってきて ギーギーと仲間同士鳴き交わして
しばらくすると団体でいなくなる。

木の上の方で鳴くやつがいて 尾長がまた来てると目で追ったが見えず
やっと その主が「アマガエル」であることを知らされた。

蛙は田んぼや用水の水中で鳴くと先入観念を持っていたが さにあらず
で 鳥や蝉の如く木の上で呼び交わし 水に下りるのは これからだと
この部屋は田んぼから一番遠いから 蛙の声も風情があると余裕で考え
ていたが 目の前の梨の畑や梅の木などからも 蛙にマンションの周囲を
取り囲まれて合唱の観客にされる。


マンションの住人からも苦情があるが そのうち慣れて蛙の声が睡眠への
いざないになって行くと言ってた。

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