もうちょっとだ

夢と現実の境目で雨が降る音が聞こえて 眠ってる薄い意識の顔を冷たい風が
なぞって行ったようだ。 カラカラだった喉に 僅かな湿り気を与え乾燥しきった
気持にも潤いを齎した。

乾燥しきった糸瓜のスカスカとした穴を潤いで埋めてくれた。 熟睡した久しぶり
本当に久しぶりに充足した朝が訪れたものだ。

夜なかに冷気が腹を登って ほっとけば冷えるかと夏掛けをずり上げる。

もうちょっとなのだ。 大分とことん苛められた老体を回復させるには夜だけでも
布団を被るほどの季節がやってくることを。。

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