聞いた話
三浦三崎の浦賀の老人ホームで介護の仕事をしている孫Rは 専門学校を出て
2年 過酷な仕事にめげず よく続いている。
月一くらい頭を刈ってくれと 電車を乗り継いでやってくる。 40年も前の爺の腕
を頼りにされて はるばるとやってくる。
Rの話で面白いものを一つ。 満月の夜は老人ホームは要注意だそうだ。
普段正常な老人が奇態な行動をとるのも満月の夜が多いのだという。 大声を
出したり徘徊をしたりするというが その理由が理解できない。
狼男の遠吠えとか 珊瑚の産卵とかが すぐに頭に浮かんだが 天体の運動の
法則とか潮の満ち引きとかもが 人間の本能にも干渉をするのか。
Rの母親は低気圧が通ると喘息の発作が起きるとか 自然と人間は どこかで
通じている。
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