鰹の刺身

たった一晩だが義母の症状は明るく元気なのが 何よりだった。 館山へ車で

食ったぜ「鰹」刺身は義弟の奥さんMさんが捌いてくれた絶品で 俺でも美味いと
普段の倍は食った。

願わくば蛍光灯の下じゃなくて 電球色の下で食ったら あの刺身の色彩が冴えた
と それだけが残念か。

表現がどうかは知らぬが 琥珀色というか 俺ってつくづく食わず嫌いの老いての
目覚めって奴か 人生で大切な食の欲望の希薄さは不幸そのもの人生を送った。

漁師小屋とかで食った昼飯 赤身の鮪丼 あまりの量の多さに 腹がだぶつく。
 

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