ほたるの里

話は土曜日に遡るが　生田緑地の「ほたるの里」を　はるばると歩いて
見に行ったのである。

昔　孫達が住んでいたマンションの前の九州ラーメン屋が　まだ健在で
そこで暫し　ネギラーメンとビールを飲みながら暗くなるのを待って
府中街道の道路を渡って　細い路地を入って小田急の踏切を僅かな
間隔を縫うようにして　狭い道路を登ってゆく。

階段を登って　右に急に木道の階段を下ると　谷戸の湿地が広がる
暗闇に子供ずれの沢山の人々がホタルの現れるのを待っていた。

ガードマンがカメラや懐中電灯を規制していて　写真には撮れず映像は

借り物だが　暗闇から飛び立ち光り輝く姿は　４枚の羽を背にした妖精の

ようで　色はIEDの白に近い青とでも言えばよいのか　その美しさ儚さは

拙い文章では描けない。