寿福寺から浅間山 脱兎のごとく

 家人に気取られぬように まだ薄闇のなか そっと玄関を抜け出して
愛車を引いてエレベーターで階下までくだる。 マンションの自動ドア
の前に立ち 開くと同時に 競馬のスタートよろしく飛び出すのである。

比叡山廷暦寺の千日回峰行を気取って 連日ごとく多摩丘陵をUp
Downして ハァハァ ゼィゼィ辛くなると 誰かさんは80歳でエベレスト
登頂だぜ 俺なんか まだ若造もいいとこだ。 こう自分に言い聞かせて
 奮い立たせるのである。 家人に話せば 馬っ鹿じゃないの。。って

菅仙谷の浅間山の登り口の電柱に愛車をチエーンでロックして登る。

               家光が狩りに来て大丸あたりからはじめて終わりが
               この寿福寺で休息したという。


豪壮なつくりの寺だが朝6時山門が閉ざされてた。



               根っこの道 両側落ち込んで馬の背である。
途中 リンリンと鐘の音が聞こえて仙人風の老人に出会う。 どこからと問われ
菅仙石谷から登ってきたというと すごい元気だねと言われ ちょっと照れくさい。


                            




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