老猫






朝になりゃ ぬくぬくとした寝床をいやいや抜け出して 部屋の陽だまりを
探し出して 老猫のようにお気に入りの場所に腰を据える。

無為徒食の歳月も まもなく十年ひと昔の時を迎えて ひねもす すること
もなく 寒いの熱いの 腰が痛いの膝が痛いと 手も付けられぬ独り言に
うつつ抜かして 一日を費やすのだ。

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